100均で作れる!0歳向けモンテッソーリ手作りおもちゃを紹介
「0歳の赤ちゃんにモンテッソーリ教育をしてあげたい」と考えているママ・パパも多いのではないでしょうか。
しかし、モンテッソーリ教具は高価なものも多く手を出しにくいことも。
本記事では、100均の材料で手作りできる0歳向けモンテッソーリのおもちゃをご紹介します。
材料さえあれば誰でもすぐに作れる簡単なおもちゃばかり。本記事を参考にして、お子さまの興味に合ったおもちゃを作ってあげてみてくださいね。
(著者紹介)
オーストラリア在住の2児のママ。日本とオーストラリアの文化の違いを楽しみながら、毎日奮闘中。育児のかたわらWebライターとして海外育児情報などを発信。 |
0歳からできる
モンテッソーリ教育とは?
日本だけでなく世界で支持されている「モンテッソーリ教育」。
0歳児がおうちでモンテッソーリ教育を始めるにあたって注意すべきポイントなどをご紹介します。
能動的・自発的な子どもを育てる教育
モンテッソーリ教育では、子どもは自分を育てる力「自己教育力」があるとされています。
たとえば、赤ちゃんは誰から教えられなくても自ら寝返りを打ち、歩き始め、言葉を話すことにも挑戦します。
モンテッソーリ教育は、そのような「自己教育力」を土台にした教育であるため、能動的・自発的な子どもが育つとされています。
また、モンテッソーリ教育は、親が考え方を理解していれば、幼稚園や学校などの施設でなくても家庭でも実践できます。
はじめる前に環境を作ろう
おうちでモンテッソーリ教育をするためには、以下3つのポイントをおさえた環境作りが大切です。
①子どもが自ら教具(おもちゃ)を選べること ②子どもの敏感期に合わせた教具があること ③親は見守り、必要あればサポートすること |
※敏感期:子どもが何かに強く興味を持つ一定の時期のこと。モンテッソーリ教育における言葉
特に①②を踏まえて、子どものおもちゃ収納は「子どもが取り出しやすい収納棚に、おもちゃ一つひとつを見える形で収納すること」が大切です。
片付けやすさやスペースの点からも、つい一つの箱にまとめて片付けてしまいがちですが、オープンな収納を心がけましょう。
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また、親は子どもがおもちゃで遊んでいるときは「見守る」ことに徹しましょう。
子どもにおもちゃの遊び方を教えるのではなく、子どもを観察したうえで「敏感期に合ったおもちゃを準備すること」が、モンテッソーリ教育における親の務めなのです。
【0~6ヶ月】モンテッソーリ手作りおもちゃ
では、0~6ヶ月の赤ちゃんにオススメのモンテッソーリ手作りおもちゃをご紹介します。
①モビール
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時期 |
生後直後~ ※視力が発達してくるのは生後2週間後~ |
目的 |
見て楽しむ |
作り方 |
①棒やリールに糸を垂らし、画用紙などの飾りをつける ②モビールを吊り下げる(カーテンレールやドアなど) |
乳児期にモンテッソーリ教育で推奨されているおもちゃとして「モビール」があります。
モビールは吊るして飾るおもちゃで、風などでゆらゆら揺れる様子を赤ちゃんは見て楽しみます。
最初は白や黒などのはっきりした色を識別しやすいためオススメです。
パステルカラーなど優しい色は、新生児の視界に入りにくい傾向があります。
②ニギニギ・ガラガラ
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時期 |
3ヶ月~ |
目的 |
「つかむ」ことを楽しむ 「音」を楽しむ |
作り方 |
①ミニボトルにビーズなどを入れる ②蓋がとれないようテープで固定する |
首がすわり始めてくると、しばらくの間うつ伏せの状態で遊べるようになります。
また、あおむけの状態でも何かを握ることが楽しくなってきます。
この時期からオススメのおもちゃが、握って遊ぶ「ニギニギ」や振って遊ぶ「ガラガラ」です。
ミニボトルの中にビーズなどを入れるだけで、音が鳴り五感を刺激するおもちゃとなります。
なお、蓋が開いて中身を誤飲する事故につながらないように、蓋はテープできちんと閉めてくださいね。
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ガチャガチャのケースにビーズなどを入れても楽しく遊べます。
円筒状や丸いものは転がすことで、ハイハイなどの運動発達も促します。
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こちらはガムボトルの中に鈴を入れたもの。
家にあるものでも簡単に作れます。
③センサリーバッグ
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時期 |
3ヶ月~ |
目的 |
「感触」を楽しむ |
作り方 |
①ジッパーを2枚使用し、中にビーズやポンポンボールなどを入れる (洗濯のりを入れると動きが面白い) ②テープで中身が出ないよう固定する |
うつぶせで遊べるようになり、手の感覚も発達してくると「センサリーバッグ」も楽しめます。
モンテッソーリで重視している「感触遊び」が簡単にできます。
【6~12ヶ月】モンテッソーリ手作りおもちゃ
①ストロー落とし
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時期 |
6ヶ月~ |
目的 |
「持つ・離す」を楽しむ |
作り方 |
①タッパ―のふたに穴をあける ②穴付近をテープでカバーする ②穴のサイズに合わせてストローを切る |
「ストロー落とし」は、おすわりができるようになると楽しめるおもちゃで、穴の中にストローを落として遊ぶものです。
ものを入れることが敏感期の子どもにはたまらないおもちゃで、我が家の0歳児も延々とストローを落とし続けていました。
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タッパ―で手作りをしなくても、ストローをたくさん切ってさえあげれば、マグもストロー落としのおもちゃに早変わりします。
②無限ティッシュ
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時期 |
6ヶ月~ |
目的 |
「つまむ」ことを楽しむ |
作り方 |
プルアウトボックスに布やフキンを入れる |
赤ちゃんにティッシュを大量に出されるイタズラをされたことのあるママ・パパも多いのではないでしょうか。
おすわりができるようになるとつまむ技術も発達するため、0歳児には楽しくて仕方がないのです。
「無限ティッシュ」を作れば、気の済むまでティッシュを何度も出させてあげられます。
③ビジーボード
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時期 |
6ヶ月~ |
目的 |
「持つ」「離す」「つまむ」などの動きを楽しむ |
作り方 |
①子どもが好きなものを用意する ②パンチングボードに、結束バンドや両面テープで貼りつける |
ティッシュ以外にも、0歳児は鍵やファスナーなど、大人が日常で使っているあらゆるものに興味津々です。
「ビジーボード」では、自分の子どもが好きなものを貼りつけるだけで、世界に一つだけの特別なおもちゃが完成します。
子どもの敏感期に合わせて、そのとき興味があるものを加えてバージョンアップさせると、さらに子どもも夢中になりますよ。
まとめ:0歳のモンテッソーリおもちゃは手作りで十分!
0歳のモンテッソーリ手作りおもちゃについてご紹介しました。
モンテッソーリの教具(おもちゃ)は高価なものもありますが、大切なのは「子どもの敏感期に合ったおもちゃを与えてあげること」です。
子どもが興味を示していること・好きなことができるおもちゃをタイミングよく与えてあげることが大切です。
その点、手作りだと自分の子どもの好みに合ったおもちゃをタイムリーに作ってあげることができるのでオススメです。
本記事で紹介したおもちゃは、どれも材料は100均で手に入り、10分もあれば作れるものばかり。
是非、お子さまの敏感期にあったおもちゃを作ってあげてくださいね。